要点
- S&P 500指数のスクリーニングにより、配当利回りが5%を超え、かつ直近の利益予想を上回った銘柄はわずか5銘柄であることがわかりました。
- 選定基準には、2026年に向けてのプラスの利益成長予測と、90%未満の配当性向も含まれています。
- リストには、ベライゾン(6%)、ベスト・バイ(6.5%)、VICIプロパティーズ(6.2%)、キンバリー・クラーク(5.2%)、ペイチェックス(5.1%)が含まれています。
要点

直近の市場スクリーニングにより、S&P 500指数の構成銘柄の中で、配当利回りが5%を超え、かつウォール街の直近の利益予想を上回った企業はわずか5社であることが判明しました。
バロンズ紙が報じたこの分析は、株価の急落によって利回りが高くなっているだけの「利回りの罠」を避け、ファンダメンタルズがしっかりとした高利回り銘柄を見つけ出すことを目的としています。
選定された5社は、配当利回り6%のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、6.5%のベスト・バイ(BBY)、6.2%のVICIプロパティーズ(VICI)、5.2%のキンバリー・クラーク(KMB)、そして5.1%のペイチェックス(PAYX)です。選定基準として、配当性向が90%未満であることも求められました。
S&P 500指数の平均利回りが過去最低水準の1%近辺にある現在の市場において、持続可能な高利回り銘柄を見つけることは、インカム重視の投資家にとって大きな課題となっています。
これらの企業は定量的な基準を満たしてはいるものの、リスクがないわけではありません。ベライゾンは長年にわたり加入者獲得の激しい競争にさらされており、キンバリー・クラークの株価は提案された買収案件に対する懐疑的な見方から圧力を受けています。
今回のスクリーニングは、高い収益性とファンダメンタルズの安定性という稀な組み合わせを提供する可能性のある、少数の企業群を浮き彫りにしました。投資家は、これらの企業が配当を維持するために利益成長を継続できるかどうか、今後の決算報告を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。