重要ポイント:
- バークレイズとみずほが、アリババの目標株価を195ドルに引き上げ。
- クラウド・インテリジェンス・グループの第4四半期売上高は前年同期比38%増。
- 経営陣は、クラウド事業の売上高総利益率が1〜2四半期以内に向上すると予測。
重要ポイント:

(P1) アリババ・グループ・ホールディング(NYSE: BABA)は、クラウド部門に関する経営陣の前向きなコメントと堅調な第4四半期売上高成長を受け、バークレイズとみずほの両社から目標株価を195ドルに引き上げられました。
(P2) 「アリババのフルスタックAI投資は、インキュベーションから大規模な商業化へと進展した」と、エディ・ウーCEOは5月13日の決算説明会で同社の戦略を説明しました。
(P3) アナリストによる格上げは、アリババのクラウド・インテリジェンス・グループが2026年度第4四半期に前年同期比38%の増収を報告した後に行われました。アナリストによる措置の詳細は以下の通りです:
(P4) クラウド成長の加速とAI商業化への新たな注力に支えられた強気なアナリスト心理は、今四半期の調整後EBITAが84%の大幅減となったことと対照的です。投資家にとっての鍵は、高成長のクラウドおよびAI部門がマージンの圧迫を相殺し、より高いバリュエーションを正当化できるかどうかです。
アリババの幹部は5月13日、同社のクラウド事業が今後1〜2四半期以内に「売上高総利益率が大幅に向上する」との見通しを明らかにし、同社の楽観的な見方を強めました。このガイダンスは、大規模な投資期間を経た後の収益性に対する投資家の懸念に直接応えるものです。
アリババの強気筋は、急速に拡大するクラウドおよびAI事業を重視しています。同社独自の「通義千問(Qwen)」大規模言語モデルは企業への導入が進んでおり、AI関連製品は現在、外部クラウド売上高の30%を占め、同サブセグメントでは11四半期連続で3桁の成長を記録しました。バークレイズの目標株価引き上げは、この加速するクラウドの勢いに裏打ちされています。
一方で、弱気筋の主張も同様に説得力があります。AIへの積極的な投資は収益性の大幅な低下を招き、調整後EBITAは前年同期比で84%減少しました。みずほのアナリスト、魏方氏は、トークン需要の増加とコスト上昇によりEBITAが予想を下回ったものの、この需要自体は将来の成長に向けた明確なプラスのシグナルであると指摘しました。
近い将来のクラウド収益性改善に関するガイダンスは、極めて重要な進展です。これは、アリババの巨額投資が成熟し始めていることを示唆しており、市場が短期的なマージン圧縮と長期的な成長見通しのバランスを取る中で、株価の再評価(リレーティング)につながる可能性があります。
バークレイズとみずほによる引き上げ後の目標株価は、アナリストのコンセンサス目標である189.73ドルをわずかに上回っています。アリババの株価は5月13日に145.81ドルで取引を終えました。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。