主なポイント:
- アリスタネットワークスのAI関連売上が倍増し、株価は史上最高値更新を目指す
- 株価は2015年から3,218%上昇、ネットワーク株の中でも最高のパフォーマンス
- ハイパースケーラー向けデータセンターのAIワークロード構築が同社を後押し
主なポイント:

アリスタネットワークス(Arista Networks Inc.)はAIインフラ波に乗っている。人工知能ワークロード向けデータセンターネットワーキングの売上が倍増し、株価は最高値に迫っている。
同社のスイッチやルーターはハイパースケールデータセンターの基盤を構成する。ネットワーク機器メーカーである同社の株価は、2015年以降3,218%上昇したと、企業開示情報に基づき明らかになった。この上昇の最新局面は、クラウドプロバイダーや大企業がAIトレーニングおよび推論インフラへの支出を加速させていることに起因する。この設備投資には、アリスタが得意とする高帯域幅・低遅延のネットワーキング機器が必要とされている。
「アリスタのAIネットワーキング収益は倍増している。ハイパースケーラーが400ギガビットおよび800ギガビットのスイッチングファブリックを必要とするクラスターを展開しているためだ」と、データセンターインフラを担当するマイク・サントスアナリストは述べた。「同社はかつてシスコやジュニパーが支配していた市場でシェアを獲得している。」
カリフォルニア州サンタクララに本社を置く同社は、AIの設備投資サイクルの最大の恩恵を受ける企業の一角として浮上し、データセンター向けスイッチング契約でシスコシステムズ(Cisco Systems Inc.)やジュニパーネットワークス(Juniper Networks Inc.)と直接競合している。従来のエンタープライズネットワーキングとは異なり、AIワークロードは数千ものGPUに分散トレーニングを処理できるノンブロッキングファブリックアーキテクチャを必要とする。この技術的要件は、アリスタの拡張可能オペレーティングシステム(EOS)プラットフォームに有利に働いている。
アリスタの好調は、規模300億ドルのデータセンターネットワーキング市場におけるより大きな構造変化を反映している。アマゾンウェブサービス(Amazon Web Services)、マイクロソフトアジュール(Microsoft Azure)、グーグルクラウド(Google Cloud)などのハイパースケーラーは、2026年までにAIインフラに合計2,000億ドル以上を支出すると業界予測されている。このうちネットワーク機器はデータセンター建設コスト全体の約15~20%を占める。アリスタの残存履行義務(将来の収益を示す重要指標)は、顧客が複数年にわたる供給契約を確定させるにつれて拡大している。
2015年以降の3,218%という株価リターンは、主要なネットワーク関連企業をすべて上回っている。ただし、上昇ペースの速さからバリュエーションを巡る疑問も生じている。アリスタの株価はフォワードベースで利益の約35倍で取引されており、シスコの15倍、ジュニパーの18倍を上回るプレミアム評価となっている。これは、AI主導の需要が業界平均を超える成長率を維持するとの市場期待を反映したものだ。次回の四半期決算報告(7月下旬予定)は、AIネットワーキングの勢いが加速しているのか、頭打ちになっているのかを明確に示すものとなるだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。