主なポイント:
- ALABは11.3%高の417.07ドル、出来高は日常平均を大幅に超過
- 同銘柄は過去4週間で30.3%上昇
- 6月22日のナスダック100採用はパッシブファンドの買いを誘発へ
主なポイント:

Astera Labs Inc.の株価は6月18日、ナスダック100への採用を控え買い手が集まり、11.3%高の417.07ドルで取引を終えた。出来高は通常の3倍を超えた。
「ハイパースケーラーがラックスケールのAI導入を拡大する中、同社株はPCIe 6信号調整やAIファブリックスイッチングへの需要増加の恩恵を受けている」とZacks Equity Researchのアナリストは指摘する。
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く同社は、1株当たり利益0.69ドル(前年同期比56.8%増)、売上高3億6020万ドル(同87.7%増)の四半期決算を見込んでいる。同社の開示資料によると、売上総利益率は76%、EBITDAマージンは約25.9%。株価の売上高倍率は約33倍、株価収益率は130倍を超えている。
6月22日のナスダック100採用により、同指数に連動する上場投資信託(ETF)やパッシブ戦略からの買いが強制されることになる。これはALAB株をここ数週間で300ドル台前半から400ドル超へと押し上げた上昇トレンドをさらに強化する可能性がある。同社は台湾での事業とクラウドスケール相互運用ラボも拡大しており、世界のAIインフラサプライチェーンにおける役割を深化させている。
この取引セッションでは通常の取引日をはるかに上回る株式が取引され、活発な買い集めが確認された。株価は過去4週間で30.3%上昇。5月27日の318.72ドルを底値に一連の高値切り上げを経て、400ドル台へのブレイクアウトを達成した。Astera LabsはCoreWeave、Nebius Group、Rocket Lab、Teradyneとともにナスダック100に採用される。この顔触れは、同指数がAIインフラと半導体エクスポージャーに傾斜していることを浮き彫りにしている。
Astera Labsは、AIサーバー内部での高速データ移動を可能にするリタイマー、スマートケーブル、ファブリックスイッチなどの接続ハードウェアを設計している。同社の製品はNvidia Corp.のGPUと広範なデータセンターネットワークの間に位置し、このポジションが同社をAI構築の直接的な恩恵受益者としている。負債ゼロのバランスシート、11倍超の流動比率、11億8000万ドル超の現金を保有し、生産拡大と研究投資の拡大において財務的な柔軟性を備えている。
同社によると、台湾の新施設は主要なAIプラットフォームプロバイダーや大手ODM(相手先ブランド設計製造)との検証およびシステム統合に焦点を当てる。この地理的拡大により、Astera Labsは世界のサーバーサプライチェーンの製造の中核に近づく。Quanta ComputerやWistron Corp.などのODMは、AIサーバーの大部分を組み立てている。Cloud-Scale Interop Labでは、異なるハードウェア構成間の互換性をテストする。このサービスは、ヘテロジニアスコンピューティングクラスターを展開するハイパースケーラーからの需要が高まっている。
四半期のコンセンサスEPS予想は過去30日間変わっておらず、今回の株価急騰は業績期待の変化ではなく、指数採用による構造的な要因を反映していることを示唆している。トレーダーにとっての焦点は、採用日以降、指数ファンドによる機械的な買いが収束した後も、株価が400ドルを維持できるかどうかである。次回の四半期決算は、売上成長がバリュエーション倍率に追いつくことができるかどうかの最初の試金石となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。