バークレイズはインテルの目標株価を65ドルから100ドルに54%引き上げ、同社のターンアラウンド戦略への信頼感を示した。この格上げは、インテルがファウンドリ事業とAIチップ生産に注力を強める中で実施された。
バークレイズはインテルの目標株価を65ドルから100ドルに54%引き上げ、同社のターンアラウンド戦略への信頼感を示した。この格上げは、インテルがファウンドリ事業とAIチップ生産に注力を強める中で実施された。

バークレイズはインテル(Intel Corp.)の目標株価を65ドルから100ドルに54%引き上げた。これは同社のターンアラウンド戦略に対する信頼感を反映したものである。
6月1日に設定された新たな目標株価は、インテルのファウンドリ事業拡大とAIチップへの取り組みが有意な収益成長をもたらすとのバークレイズの見方を反映していると、同社は顧客向けノートで述べた。このレーティングのアナリストは報告書では明らかにされていない。
従来の65ドルという目標株価は、当時のインテルの取引水準から限定的な上昇余地を示唆するものだった。修正後の100ドル目標は、データセンターおよびAIセグメントにおける執行力の改善期待に基づく大幅な格上げである。これらの分野ではインテルは近年、競合他社にシェアを奪われてきた。
インテル株は、同社が台湾積体電路製造(TSMC)やサムスン電子と直接競合するファウンドリ企業へのコストのかかる移行を進める中で圧力を受けてきた。バークレイズによる今回の格上げは、複数年かけてのリストラが軌道に乗りつつあることへの信任投票となる。
インテルは最高経営責任者(CEO)のパット・ゲルシンガーの下、ファウンドリ事業に巨額の投資を行っており、米国と欧州に数百億ドルを投じて新たな製造施設を建設している。同社のターンアラウンドは、外部からの半導体製造契約の獲得と、市場シェアが低下傾向にあるPCおよびサーバー用プロセッサの中核事業の安定化にかかっている。
半導体セクター全体では、AI主導の先端チップ需要加速を受けてアナリストの関心が再び高まっている。エヌビディア(Nvidia Corp.)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)といったインテルの競合他社はAIチップ市場の多くを獲得しているが、インテルはGaudi AIアクセラレーターと将来のチップ設計により、この急成長セグメントでのシェア奪回を目指している。
今回の格上げは、バークレイズがインテルのファウンドリ戦略を現在の市場価格が過小評価していると見ていることを示唆する。投資家は、インテルの次回決算報告でファウンドリの顧客獲得や中核事業のマージン改善の兆候に注目し、同社の設備投資計画とファウンドリ収益の軌道を重要な評価指標として注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。