メタプラネットによる1.7億ドルの購入と軟調な米経済指標を受けて、ビットコインは6万ドルの水準を回復した。
メタプラネットによる1.7億ドルの購入と軟調な米経済指標を受けて、ビットコインは6万ドルの水準を回復した。

メタプラネットによる1.7億ドルの購入と軟調な米経済指標がマクロ環境を転換させ、ビットコインは6万ドルの水準を回復した。
日本の財務省系企業メタプラネットが暗号資産(仮想通貨)に1.7億ドルを投資し、さらに予想を下回る米雇用統計が追加利上げへの懸念を和らげたことを受け、ビットコインは7月1日に3.7%上昇し6万807ドルとなった。
「市場は底値形成プロセスの初期段階にある」と、グラスノードのアナリスト、クリス・ビーミッシュ氏は指摘。長期的な保有者が再び蓄積(アキュムレーション)に転じている一方、現在は利益を計上しているよりも損失状態で保有されているビットコインの方が多いと述べた。
メタプラネットの購入は、企業によるビットコイン蓄積の拡大トレンドに新たな動きを加えた。この投資は、ビットコインが2024年9月以来の安値となる5万7779ドルに接触した後、6万ドルのサポートゾーンから反発したタイミングと一致した。コインゲッコーのデータによると、ビットコインは6万213ドルで取引されており、24時間の出来高は413億ドルで、前日比2.4%増加した。この反発は、ADPデータが6月の民間雇用者数の増加をわずか9万8000人と示し、5月の12万2000人を下回ったこと、またケビン・ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長が2%の目標を維持しつつもインフレ圧力が低下したと述べた発言に続くものだ。
6月はビットコインにとって2022年以来の最悪の月となった。仮想通貨は20.5%下落し5万8526ドルで終了。これは200週移動平均の6万2000ドルを下回るものの、実現価格(リアライズドプライス)の5万2000ドルは上回る水準だ。米国のスポットビットコインETFは6月中に45億ドルの純流出を記録し、2024年1月のデビュー以来最悪の月となったとSoSoValueのデータが示している。ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストはそのうち35.5億ドルを占めた。ファンド全体の純資産総額は、年初の1100億ドル超から約709億ドルにまで縮小している。
トレーダーらによると、6万1000ドルが当面のレジスタンスであり、これを突破すれば6万3500ドルへの道が開ける。6万ドルを失えば、5万9000ドルのサポートゾーンを再び試す展開となる可能性がある。今週後半に発表される米雇用報告書が今回の反発が持続するかどうかを決定づける。弱い数字となれば、FRBのタカ派姿勢がピークを迎えたとの見方が強まるだろう。恐怖・欲望指数(Fear and Greed Index)は11と「極度の恐怖」を示しており、歴史的に蓄積ゾーンと一致してきた水準にある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。