主なポイント:
- 6月の米雇用者数は5万7000人増、コンセンサス予想の11万人増を下回る
- 過去2カ月分の雇用統計は合計7万4000人の下方修正
- ビットコイン上昇、市場がFRBの金融緩和確率を織り込む
主なポイント:

ビットコインは上昇。6月の米雇用者数がコンセンサス予想の11万人増を大幅に下回るわずか5万7000人増にとどまり、FRBの利下げ論拠が強まった。
「予想を下回る雇用統計の数字は、米経済が冷え込みつつあるというシナリオを補強するものであり、FRBが様子見姿勢を維持し、年内の利下げの可能性が開かれることになる」とLPLフィナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は述べた。
失業率は4.3%から4.2%に低下し、労働参加率は0.3ポイント低下の61.5%となった。改定値により、過去2カ月分の雇用者数は合計7万4000人減少した。4月は17万9000人増から14万8000人増に、5月は17万2000人増から12万9000人増にそれぞれ下方修正された。レジャー・ホスピタリティ業界では6月に6万1000人の雇用が減少し、季節調整済みの採用ペースが例年を下回った。一方、医療分野では2万1500人増となった。
このデータは、FRBが次回会合で金利を据え置くという見方を強めている。CMEのFedWatchデータによると、年末までに25ベーシスポイントの利上げが行われる確率は41.8%、金利据え置きの確率は21.7%となっている。低金利は、ビットコインのような利回りを生まない資産を保有する機会費用を低減させ、金融システムの流動性を高める。この構図は歴史的にリスク資産を支えてきた。
この統計発表を受けて、S&P500種株価指数は米国株市場の午前の取引で約0.7%上昇。ダウ工業株30種平均は0.6%高、ナスダック総合指数は0.7%高となり、市場全体にリスク選好的なセンチメントが広がったことを反映した。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。