半導体株の新たな急落がビットコインを約2週間ぶりの低水準に押し下げ、トークンは6万2000ドル付近に下落。直近1カ月で機関投資家がスポットETFから60億ドル以上を引き出した。
半導体株の新たな急落がビットコインを約2週間ぶりの低水準に押し下げ、トークンは6万2000ドル付近に下落。直近1カ月で機関投資家がスポットETFから60億ドル以上を引き出した。

半導体株の新たな急落がビットコインを約2週間ぶりの低水準に押し下げ、トークンは6万2000ドル付近に下落。直近1カ月で機関投資家がスポットETFから60億ドル以上を引き出した。
ビットコインは水曜日14:00UTCまでに2.1%安の6万2546ドルとなり、週間の下落率は4.9%に拡大。テクノロジー株の2日目の大幅安がリスク資産を押し下げた。
「6万ドル台中盤から後半での安定化は、FRBのタカ派シフトに対する慎重な反応だ。こうした変化がデジタル資産に与える影響の大きさを考えれば当然だ」と、暗号資産(仮想通貨)ファームtxの共同創業者マイク・マクラスキー氏は述べた。「資金フローが明確に反転するまでは、戻り相場は強い天井にぶつかる可能性が高い」。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は火曜日に7.9%急落し、全30構成銘柄が下落。2026年に倍以上の上昇を記録していたマイクロン・テクノロジー、マーベル・テクノロジー、オン・セミコンダクターが下落を主導した。この売りでS&P500種株価指数は1.4%、ナスダック100指数は3.3%下落した。米国のスポットビットコインETFは、CoinGlassのデータによると、過去30日間で60億ドルを超える純流出を記録。今回のサイクルを牽引してきた買い手による、持続的な機関投資家のリスク低減を示唆している。
ビットコインは現在、6月のレンジを画定した6万ドルのフロアを試す展開となっており、金曜日にデリビットで106億ドル相当のオプション満期を控える。オープンポジションの約80%は権利外となっており、6万ドルのプットと8万ドルのコールに集中。機関投資家の買いが不在のなか、反発の材料は限られている。
売りは全般に及んだ。イーサは3.7%安の1661ドル、週間で7.2%下落。XRPは2.2%安の1.10ドル、ソラナは3.3%安の69ドル。ドージコインは7日間で9.8%下落。ハイパーリキッドのHYPEは主要トークンで最大の打撃を受け、当日8.8%安、週間では18.6%安の約61ドル。トロンは週間で3.7%上昇し、相場に逆行した。
ドル指数は7カ月ぶりの高水準となる101超に上昇し、投資家をより安全な資産へと向かわせた。ブレント原油は約1%下落し、1バレル=76ドル付近。アジア市場は最初に圧力を受け、韓国総合株価指数(KOSPI)は10%下落、日本の日経平均株価は火曜日に約4%下落した。
デリバティブ(金融派生商品)データによると、売り手が上位25コインの大半で主導権を握っており、CoinGlassのデータでは、建玉調整済み累積出来高デルタ(CVD)が2日連続でマイナスとなった。ビットコインの建玉は先週の74万2000BTCから72万BTCに減少。一方、イーサ先物の建玉は5週間ぶりの低水準から回復し、1413万ETHとなった。暗号資産の平均相対力指数(RSI)は39.05で、売られ過ぎの領域に入っており、戻り相場の余地がある。
因果関係は明確だ。半導株の利益確定と長期金利上昇をきっかけとするマクロ主導のテクノロジー株売りが暗号資産に波及し、過去最高のETF流出とレバレッジポジションによって増幅された。6万ドルの水準は今月2度試されており、金曜日に四半期オプション満期を控えるなか、ビットコインの次の動きは、機関投資家の買いが戻るか、売りがさらに深まるかにかかっている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。