主なポイント:
- BofAのサビタ・スブラマニアン氏は、マグニフィセント・セブンおよびメガキャップ・テック株の買いを控えるよう助言
- 米国株ファンドからは172億ドルが流出、3月以来の最速ペース
- マグニフィセント・セブンは上半期に約2%下落、S&P500は同期間に9%上昇
主なポイント:

バンク・オブ・アメリカのサビタ・スブラマニアン氏は、設備投資に巨額の資金を投じているマグニフィセント・セブンおよびメガキャップ・テック株を投資家が回避するよう助言した。
「設備投資の主役であるマグニフィセント・セブンやメガキャップ・テック株を今後も買い続ける理由は見当たらない」と、BofAの米国株式・クオンツ戦略責任者であるスブラマニアン氏は述べた。
この指摘は、BofAがEPFRデータを引用したところによると、7月1日までの週に米国株ファンドから172億ドルが流出し、3月以来の最速ペースとなったことを受けてのもの。マグニフィセント・セブンのグループは、6月30日までの半年間でトータルリターンベースで約2%下落した。一方、同期間にS&P500は9%上昇した。バークレイズの推計によれば、半導体およびコンピューターハードウェア関連銘柄が上半期の指数上昇の約87%をけん引した。
ウォール街で最も注目されるストラテジストの一人によるこの警告は、AI主導の上昇相場の持続可能性に対する懐疑論の高まりに拍車をかけるものだ。先週、投資家は米国株から国際市場へと資金をシフト。BofAのデータによると、日本株には19億ドルが流入し、7週間ぶりの大幅な資金流入となった。
スブラマニアン氏の見解は、AIインフラに数百億ドルを投じ、その投資収益率に疑問が生じているメガキャップ・テクノロジー企業群を対象としている。S&P500の上昇が一部の銘柄に過度に依存している状況は、センチメントがさらに変化した場合、指数がローテーションの影響を受けやすい脆弱性を抱えていることを示している。
この慎重姿勢は、強気派のストラテジストでさえ市場の最大の勝ち組銘柄に限定的な上昇余地しか見ていないことを示唆している。投資家は今月下旬に発表されるメガキャップ・テックグループの第2四半期決算から、AI投資が実際に収益成長に結びついているかどうかの兆候を注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。