シティはCALBの目標株価を33.4HKドルから40.9HKドルに引き上げ、26.5%の上昇余地を示唆した。同行は2026年度および2027年度の利益予想をそれぞれ7%と34%引き上げ、ESS(エネルギー貯蔵システム)および商用EVバッテリーの需要増を理由に挙げた。株価は7.5%上昇し32.34HKドルで引けた。
シティはCALBの目標株価を33.4HKドルから40.9HKドルに引き上げ、26.5%の上昇余地を示唆した。同行は2026年度および2027年度の利益予想をそれぞれ7%と34%引き上げ、ESS(エネルギー貯蔵システム)および商用EVバッテリーの需要増を理由に挙げた。株価は7.5%上昇し32.34HKドルで引けた。

CALB(03931.HK)は7.5%高の32.34HKドルに急伸。シティがエネルギー貯蔵および商用電気自動車向けバッテリーの強い需要を背景に目標株価を40.9HKドルに引き上げたことが材料視された。
シティは調査リポートで、2026年度および2027年度の利益予想をそれぞれ7%と34%引き上げ、28億3500万元、48億1700万元に修正したと発表。経営陣のガイダンスとバッテリー販売の前提増加を反映したという。また、2028年度の利益予想として80億5300万元を新たに導入した。
新たな目標株価は現在の水準から約26.5%の上昇余地を示唆し、想定株価収益率(PER)は2026年度ベースで22.2倍(従来は20.6倍)に基づく。シティは買い推奨を維持し、バリュエーション倍率は世界のバッテリーメーカー平均と一致するとしている。
シティは、CALBのバッテリー容量拡大と、エネルギー貯蔵システム用バッテリーおよび商用EVバッテリーの旺盛な需要が、2027年度までの出荷成長を支えると指摘。今回の格上げは、CALBが2025年度決算を発表したことを受けて、同社が予測モデルを更新したことに伴うものだ。
同株は寄り付きで1.4%高となり、その後上げ幅を拡大し、一時32.54HKドルの高値を付けた。出来高は約350万株で1億1100万HKドルに達した。前営業日時点の空売り比率は35.1%と、弱気ポジションの高止まりが示されており、空売り筋の買い戻しが急伸に寄与した可能性がある。
中国のバッテリーメーカーの中で、CALBは寧徳時代新能源科技(CATL)や比亜迪(BYD)と競合しており、これら2社が国内市場を支配している。シティの格上げは、CALBがエネルギー貯蔵ブームの恩恵を受け、乗用EVセグメントを超えて総獲得可能市場(TAM)を拡大していることを強調するものだ。
中国のエネルギー貯蔵導入が政府目標のもとで加速する中、香港上場のバッテリーセクター全体への投資家の関心が高まっている。CALBが商用EVおよびESS用途に注力していることは、乗用車用バッテリーに集中する競合他社との差別化要因となっている。
今回の格上げは、CALBが乗用EVを超えたバッテリー市場でシェアを拡大しているというシティの確信を示している。2028年度の上方修正された予想は、エネルギー貯蔵需要の加速に伴い成長軌道が継続するとの同行の見通しを示唆する。投資家は2026年上半期の同社決算で、修正後の見積もりに対する出荷成長の進捗を注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。