主なポイント:
- カーニバルが発表したQ2調整後EPSは0.41ドル、コンセンサス予想の0.33ドルを上回る
- Q3ガイダンスは1株当たり1.35ドルと、アナリスト予想の1.42ドルに届かず
- 記録的な67億ドルの売上高も、見通しの弱さが上回り株価は約6%下落
主なポイント:

カーニバル社が発表した第2四半期(Q2)の調整後EPSは0.41ドルと、コンセンサス予想の0.33ドルを上回ったものの、第3四半期(Q3)ガイダンスが予想を下回ったことを受け、株価は約6%下落した。
「極めて厳しい地政学的な逆風と、約30%の燃料費上昇にもかかわらず、今回の業績は12四半期連続で過去最高の純利回りを記録したことを示している」とジョシュ・ワインスタイン最高経営責任者(CEO)は述べた。
5月31日までの四半期の売上高は過去最高の67億ドルに達し、コンセンサス予想66.8億ドルをわずかに上回った。調整後純利益は前年同期比20%超増加し、過去最高の5億6900万ドルを記録。調整後EBITDAは16億ドルに達した。顧客預金は過去最高の90億ドルに達し、前年の記録から4億5000万ドル以上増加した。
第3四半期についてカーニバルは、調整後1株当たり利益を1.35ドルと予想。アナリスト予想平均の1.42ドルを下回った。同社は2026年度通期の調整後1株当たり利益を2.22ドルと見込んでおり、こちらもコンセンサス予想2.23ドルをわずかに下回っている。カーニバルによれば、2026年の予約率は93%に達しており、前年同期と比べて販売可能な在庫は減少している。
ワインスタインCEOは、最近の予約動向は同社が「こうした逆風の反転」の兆しを見せ始めていることを示しており、2027年以降の需要は前年比で上回っていると述べた。カーニバルは2025年比で純利回りが約3.2%増加すると予想する一方、中東情勢の影響による物流コストの上昇を反映し、燃料費を除く調整後運航コスト(利用可能な下層ベッド数1日当たり)は約3.7%上昇する見通し。
弱いガイダンスは、クルーズ業界全体のピークシーズンである夏季の価格決定力に疑問を投げかけるものだ。投資家は、予約の勢いが2026年の見通しに織り込まれた燃料費や物流コストの上昇を相殺できるかどうか、カーニバルの次回の業績アップデートに注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。