主なポイント:
- 通期売上高944億HKドル、コンセンサス予想の937.1億HKドルを上回る
- 純利益90.0億HKドル、アナリスト予想の87.1億HKドルを超過
- 2026年度の最終配当は1株当たり0.45HKドル
主なポイント:

周大福(チャウ・タイ・フック)は通期売上高が944億香港ドルとなり、コンセンサス予想の937.1億香港ドルを上回ったと発表した。
香港上場の宝飾品大手は、2026年3月期の純利益が90.0億香港ドルとなり、アナリスト予想の87.1億香港ドルを超過した。同社は最終配当として1株当たり0.45香港ドルを宣言した。
今回の業績上振れは、鄭(チェン)家が進める大規模な株式再編の中で実現した。鄭家純(ヘンリー・チェン)氏の一族が所有するCTFキャピタルは先週、場外での非現金取引を通じて、保有する周大福株式の約53.93%(53億2000万株)を、周大福エンタープライズ傘下のビヨンド・ラック・リミテッドに移管した。この内部再編は、周大福グループの資本構造を強化し、事業価値を引き出すことを目的としており、周大福エンタープライズが周大福、CTFサービス、ニューワールド・デベロップメント(新世界発展)など同族の主要事業の親会社となる予定である。
同社の2025年年次報告書によると、周大福エンタープライズはニューワールド・デベロップメントの発行済み株式の約45.24%を保有している。ビヨンド・ラックは現在、周大福エンタープライズが約65%、CTFキャピタルが約35%を保有している。
業績の上振れと配当宣言は、香港本土および中国本土における厳しい小売環境にもかかわらず、周大福の中核である宝飾事業が引き続き安定したキャッシュフローを生み出していることを示している。投資家は、大中華圏の宝飾市場における需要回復の兆候を探るため、同社の詳細な年次報告書に記載される既存店売上高の動向や利益率のデータに注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。