主な要点
- シスコは5月13日に第3四半期決算を発表する予定で、アナリストは売上高156億ドル、調整後EPS 1.03ドルと予測しています。
- AIハードウェアへの強い需要がネットワーキング部門の収益を19%押し上げると予想されますが、メモリコストの高騰が利益率を圧迫しています。
- 株価は今年30%上昇しており、現在のバリュエーションを正当化するために決算報告への期待が高まっています。
主な要点

シスコシステムズ(CSCO)は水曜日に第3四半期決算を発表しますが、投資家が好調なAI関連需要と上昇する部品コストを天秤にかける中、30%に達する株価の急騰が正念場を迎えています。
UBSのアナリスト、デビッド・フォクト氏は5月4日付のメモで、「売上高は改善するはずだが、一連の値上げにもかかわらず、部品コストの上昇が売上高総利益率(GM)を抑制するだろう」と記し、同社株が直面している主要な懸念事項を強調しました。
FactSetによると、アナリストは売上高を156億ドル、調整後1株当たり利益を1.03ドルと予想しており、これは前年同期の141億ドルおよび96セントから増加しています。しかし、売上高総利益率は前年同期の68.6%から66.2%に低下すると予測されています。
前四半期の利益率の下振れを受けて2月12日に株価が12%下落したシスコにとって、今回の報告は極めて重要な試金石となります。投資家は、値上げがメモリコストの逆風を相殺できるかどうかに注目しています。
同社の最大の収益源であるネットワーキング部門は、AIブームの主な受益者となっています。Meta Platforms Inc.(META)などのハイパースケーラーによるAIインフラへの支出が、シスコのハードウェアに対する需要の急増を後押ししました。ネットワーキング部門の収益は、前年同期比19%増の84.4億ドルに達すると予測されています。
シスコの業績は、AIハードウェア市場全体の健全性を示す重要なバロメーターです。今回の結果は、AI構築に関連する高いコストが持続可能であるかどうかを示すことになります。投資家は、需要加速の継続的な兆候を確認するため、決算説明会で示される第4四半期のガイダンスに注目するでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。