主なポイント:
- シティ、ビットコインの12カ月目標を112,000ドルから82,000ドルに引き下げ
- イーサ予想も3,175ドルから2,240ドルに下方修正、ETF流出を受けて
- ビットコインETFのフローは約30億ドル減少、ロイター報道
主なポイント:

シティはビットコインの12カ月目標価格を112,000ドルから82,000ドルに引き下げ、イーサの予想も3,175ドルから2,240ドルに下方修正した。ETFの流出と米国の暗号資産規制法の進展停滞をその理由としている。
改定された目標は、ウォール街の大手銀行による急激な再評価を反映している。シティは7月6日に公表されロイターが報じたリポートで、モデルにおけるスポットETFの純流入をゼロと仮定した。ビットコインETFのフローは約30億ドル減少しており、年初に価格を支えた力強い流入からの反転を示している。
イーサはリポート時点で約1,731ドルで取引されており、1,500ドルのサポートゾーンから13%回復した。現在の焦点は、1,700ドルが底値として維持されるか、さらなる下落につながるかである。シティの新たな目標2,240ドルは、現在の水準から約29%の上値を示唆するが、これは従来の予想3,175ドルに比べて狭いマージンである。
大手ウォール街機関による格下げは、暗号資産市場全体に弱気圧力を強めるリスクがある。ビットコインとイーサの保有者は現在、シティの改訂見通しに象徴される機関投資家のリスク回避と、これまで支えとなってきたテクニカルなサポート水準という、相反する二つの力に直面している。他の銀行が同様の予想修正に追随すれば、制度的な確信の低下に反応したトレーダーにより売り圧力が強まる可能性がある。
シティの動きは、ETFのフローが暗号資産の価格発見に与える影響の拡大も浮き彫りにしている。スポットビットコインETFが機関投資家のエクスポージャー手段として主要な経路となる中、持続的な流出—あるいはその不在—は、資産クラスに対するウォール街の価格期待を直接形成し得る。米国の暗号資産規制法の進展停滞は、新たな資本を市場に呼び込む可能性があったもう一つの材料を奪う結果となっている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。