大和証券はトリップドットコム・グループの目標株価をHKD626からHKD508に引き下げ、マクロ経済の弱さと規制順守対応という二重の打撃を指摘した。同証券は2026〜2028年度の1株当たり利益予想を8〜14%下方修正し、市場コンセンサスを5〜17%下回る水準とした。トリップドットコムの第2四半期売上高見通し(前年同期比3〜8%増)は、アナリスト予想を約7%下回った。
大和証券はトリップドットコム・グループの目標株価をHKD626からHKD508に引き下げ、マクロ経済の弱さと規制順守対応という二重の打撃を指摘した。同証券は2026〜2028年度の1株当たり利益予想を8〜14%下方修正し、市場コンセンサスを5〜17%下回る水準とした。トリップドットコムの第2四半期売上高見通し(前年同期比3〜8%増)は、アナリスト予想を約7%下回った。

大和証券はトリップドットコム・グループ(Trip.com Group)の目標株価をHKD626からHKD508に引き下げ、マクロ経済の弱さと規制順守対応という二重の打撃を指摘した。同証券は2026〜2028年度の1株当たり利益(EPS)予想を8〜14%下方修正し、同行の予想は市場コンセンサスを5〜17%下回る水準となっている。トリップドットコムの第2四半期売上高見通し(前年同期比3〜8%増)は、アナリスト予想を約7%下回った。
大和証券はトリップドットコム・グループの目標株価を19%引き下げHKD508とし、中国国内需要の弱体化と規制順守コストを理由に挙げた。
「同社の第2四半期売上高見通しは前年同期比3〜8%増を示唆しており、中間値の5.5%は大幅な減速を示し、市場コンセンサスを約7%下回る」と大和証券は6月26日付の調査リポートで述べた。
同証券は2026〜2028年度のEPS予想を8〜14%下方修正し、弱含む売上高見通しを反映させた。大和証券は、トリップドットコムが規制要件を順守するためにより厳格なトラフィック収益化規律を導入していることから、第2四半期の交通セグメント売上高が前年同期比20〜30%減少すると予想している。調整後営業利益率は第2四半期に前年同期比3.6ポイント低下の27.8%になると予測されるが、コスト管理とAI主導の効率化により一部相殺される見通し。
トリップドットコム株は、第1四半期の純利益が40%減の25億元(3億6300万米ドル)に落ち込んだと発表した後、ナスダックで12.6%、香港で約11%急落した。同社株は、中国国家市場監督管理総局(SAMR)が1月に同社に対する独禁法調査を開始して以来、約半分にまで下落している。
大和証券は目標株価を引き下げたものの、トリップドットコムの「買い」評価を据え置いた。同証券は、国際事業が引き続き中核的な成長ドライバーであり、海外事業は第2四半期に前年同期比50%超の売上高成長を見込み、グループ全体の売上高に占める比率を約20%に引き上げるとの見方を示した。
トリップドットコムの第1四半期売上高は前年同期比17%増の24億米ドル、宿泊予約は17%増の9億4400万米ドル、交通予約は12%増の8億7700万米ドルとなった。同社は第2四半期の売上高成長率を3〜8%と予想し、エネルギー価格の高騰や地政学的変動といったマクロの逆風に加え、規制順守に関連した業務調整を要因として挙げた。
1月に発表されたSAMRの調査は、「多額の罰金」やその他の金銭的制裁につながる可能性があるとトリップドットコムは決算説明資料で述べた。同社は調査に全面的に協力しているものの、その時期、結果、影響を予測することはできないとしている。
今回の業績見通し下方修正と規制の重しは、トリップドットコムがより厳格な順守基準に適応する中で、長期間にわたって利益率が圧縮される可能性を示唆している。投資家は、SAMRの独禁法調査の進展や、8月に予定される第2四半期決算で安定化の兆候が見られるかどうかに注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。