- 1週間の揉み合いを経て、イーサリアムは5月22日に6.2%下落して2,020ドルの直近安値を付け、最近の下落トレンドの継続を暗示しました。
- CryptoQuantのオンチェーンデータによると、イーサリアム上のWrapped Bitcoin(WBTC)のアクティブアドレス数は年内最低の2,134件まで急減しており、DeFi利用の停滞を示しています。
- バイナンスでの激しいビットコイン売り圧力とステーブルコインの流入不足が重なり、売りを吸収するための流動性が不足していることが示唆されています。

オンチェーン指標が分散型金融(DeFi)活動の崩壊と流動性の減退を示唆する中、イーサリアム(ETH)の価格は5月22日(金)に6.2%下落し、2,020ドルの直近安値を形成しました。
CryptoQuantのデータによると、イーサリアム上のWrapped Bitcoin(WBTC)のアクティブアドレスの7日間移動平均は、5月21日時点で年初来最低水準の2,134件まで減少しました。この指標はビットコインの流動性がイーサリアムのDeFiエコシステムに流入するための主要なパイプラインであり、その低下は利回り創出プロトコルへの資金流入が止まったことを示唆しています。
この下落は、アクティブアドレスが一時的に5,400件近くまで急増した2月の「空振り」に続くものです。オンチェーン分析会社によれば、バイナンスでのビットコイン現物の激しい売り圧力と、ステーブルコインの大幅な純流出がこの下落を助長しています。売り圧力の増大と取引所における待機資金(ドライパウダー)の不足が重なり、持続的な価格回復が困難な環境となっています。
DeFiの停滞と買い電力の欠如は、イーサリアムに売り圧力を吸収するための基礎的な流動性が不足していることを示しており、オンチェーン活動やステーブルコインの流入が反転しない限り、さらなる下落のシグナルとなる可能性があります。この動きは、今月上旬に77,000ドルを超えたビットコインの最近の力強さとは対照的です。
今回の価格下落は、個人投資家の間での恐怖によるさらなる売りを誘発する可能性があります。2025年8月の調査では、個人クリプトトレーダーの84%が最初の1年で損失を出しており、感情的な決断が主な要因として挙げられています。短期的には弱気な指標が目立つものの、一部の企業は長期的な信念を維持しています。例えばBitMine Immersion Technologiesは、CoinGeckoのデータによると数十億ドルの含み損を抱えながらも、総供給量の約4.4%に相当する約528万ETHを継続して保有しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。