重要なポイント:
- フルアーの株価は、2026年第1四半期の決算発表以来26%下落し、パンデミック後の回復分の一部を打ち消しました。
- 同社は最近、次世代小型モジュール炉(SMR)開発のニュースケール・パワー(NuScale Power)の全株式を約24億ドルで売却し、手元資金を32億ドルに増強しました。
- 株価の下落にもかかわらず、フルアーは257億ドルの受注残を保有しており、アナリストは今後5年間で年率15%の収益成長を予測しています。
重要なポイント:

エンジニアリング・建設大手のフルアー(NYSE: FLR)の株価は、2026年第1四半期の決算発表以来、26%下落しました。これは、ニュースケール・パワー(NuScale Power)の株式売却による大幅な現金流入を発表したにもかかわらずです。
直近の株価パフォーマンスは低迷していますが、ウォール街のアナリストは、データセンターやエネルギーなどの高成長インフラ市場への露出を背景に、同社の収益が今後3〜5年間で年率約15%成長すると予測しています。
提供された資料には、第1四半期の具体的な売上高や1株当たり利益の数値は記載されていません。しかし、フルアーは原子炉開発のニュースケール・パワーへの投資を現金化し、24億ドルの利益を計上しました。これにより、手元資金は32億ドルに増加しました。同社は257億ドルの膨大なプロジェクト受注残を抱えており、株価は2026年の予想収益に対して約15.5倍の株価収益率(PER)で取引されています。
ニュースケール株式の売却は、投資適格級のすぐ下であるBB+の格付けを持つフルアーのバランスシートを大幅に強化するものです。この動きは、景気後退に敏感でサイクル性の強いエンジニアリング・建設セクターを乗り切る上で、同社の財務状況を強固にします。フルアーの現在の受注残の大部分は実費精算型(reimbursable)であり、これはプロジェクトのコスト超過による多額の損失を防ぐのに役立つ契約構造です。
エネルギーやデータセンターにおけるインフラプロジェクトの長期的需要を考慮すると、最近の株価下落は投資家にとって買いの好機となる可能性があります。フルアーにとっての鍵は、投資家の信頼を回復するために、今後数四半期にわたって受注残を確実に遂行していくことです。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。