主なポイント:
- Gapは通期の売上高成長率見通しを従来の2〜3%から1〜2%に引き下げた。
- 同社はOld Navyブランドの成長が予想を下回ったことを理由に挙げた。
- 第1四半期の業績が予想を下回り、ガイダンスも下方修正されたことを受け、株価は14.4%下落した。
主なポイント:

Gap Inc.は通期の売上高成長率見通しを1〜2%に引き下げ、Old Navyブランドの勢いが鈍化し、第1四半期の売上高がアナリスト予想を下回ったことを理由に挙げた。
「Old Navyの成長が予想を下回ったことが、今回の見通し修正の主な要因です」と同社は決算発表で述べたが、同ブランドの業績に関する詳細は明らかにしなかった。
サンフランシスコに本社を置くこのアパレル小売企業は、2026年度の売上高成長率を従来2〜3%と見込んでいた。今回の修正により、従来のレンジの中間値で約2億〜4億ドルの売上高が失われる計算となる。Gapは第1四半期の売上高がコンセンサス予想を下回ったと報告したが、暫定発表では具体的な四半期売上高や1株当たり利益の数字は開示していない。
発表を受けた時間外取引で株価は14.4%下落し、前日終値ベースで約15億ドルの時価総額が消失した。この下落により、株価は2025年11月以来の安値に押し下げられ、18.50ドル付近のサポートラインが試される展開となった。
Gapの最大ブランドであるOld Navyは、2023年にマテルから移籍したリチャード・ディクソンCEOの下での同社の再生戦略における重要な原動力となってきた。同ブランドの減速は、特にバリュー志向の消費者を中心に、裁量的アパレル支出に対する懸念を強めている。こうした消費者は、小売業界全体において明るい材料となってきた。American Eagle OutfittersやAbercrombie & Fitchなどの競合他社も、ここ数週間で慎重な消費者行動を指摘している。
今回のガイダンス下方修正は、Gapが競争の激しいバリューアパレル分野で市場シェアを安定させる取り組みを進める中で行われた。この分野では、TJX Cos.やRoss Storesなどのディスカウントチェーンが存在感を強めている。投資家は、今後数週間以内に発表が見込まれるGapの完全な四半期決算報告書で、既存店売上高のデータやマージン詳細に注目するだろう。これにより、Old Navyの減速が同社固有の問題なのか、それとも業界全体の逆風を反映したものなのかが明らかになる可能性がある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。