主なポイント
- 大和証券は吉利汽車の投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げ、目標株価を23.7香港ドルに下方修正しました。
- 株価は4.26%下落して21.6香港ドルとなり、売買代金は9億7,400万香港ドルに達しました。
- 今回の格下げは、短期的には販売成長の勢いが欠けていることへの懸念を反映しています。
主なポイント

吉利汽車控股(00175.HK)の株価は水曜日、大和キャピタル・マーケッツが短期的な販売成長の勢い不足を理由に同社の格付けを2段階引き下げたことを受け、4.26%下落しました。
5月13日に発表された調査レポートによると、大和は同自動車メーカーの格付けを「買い」から「ホールド」に引き下げ、目標株価を24.5香港ドルから23.7香港ドルに下方修正しました。
株価は香港市場で一時21.02香港ドルの安値を付けた後、21.6香港ドルで引けました。売買代金は9億7,400万香港ドルに達し、活発な取引となりました。新しい目標株価は、終値から9.7%の上値余地を示唆しています。
第1四半期の調整後純利益が前年同期比31%増となったばかりの同社にとって、今回の格下げは慎重な見方を導入するものとなりました。吉利汽車の次なる材料は、急速な新エネルギー車(NEV)の拡大を持続的な販売成長に結びつけられるかどうかです。
大和のレポートでは、吉利汽車の第1四半期の売上高は15%増の838億人民元となったものの、為替差損などの影響で未調整の純利益は27%減の42億人民元に落ち込んだことが指摘されています。一方、輸出や高級ブランド「極氪(Zeekr)」の販売寄与が高まったことで、粗利益率は1.8ポイント改善し17.5%となりました。
アナリストの慎重な見方は、同社が最近発表したESGレポートの内容とは対照的です。同レポートで吉利汽車は、2025年の炭素削減目標を前倒しで達成したと発表しました。また、2025年の新エネルギー車(NEV)の販売台数が前年比90%増の168.8万台に急増し、中国の自動車メーカーの中でリーダーとしての地位を確立したことも報告しています。
今回の格下げにより、株価は2週間ぶりの安値を付け、EV市場拡大の恩恵を受けてきた銘柄の支持線を試す展開となっています。投資家は、大和が疑問を呈した販売の勢いを確認するため、今後の月次販売データに注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。