重要ポイント:
- スポット金は1%上昇し1オンス=4,039.89ドル、7カ月ぶり安値である4,000ドル割れから回復
- 金はなお1月29日付の最高値5,594.82ドルから28%下落
- 52週レンジ:3,267.56~5,477.79ドル|高値から26.3%下落
重要ポイント:

金は25日、1%上昇し1オンス=4,039.89ドルとなった。4,000ドル台を目前に押し目買いが入り、7カ月ぶり安値から回復した。
「FRBのハト派シフトが金の弱材料として支配的なドライバーであり、利上げ期待の再評価につながっている」と、ジェフリーズ傘下Tradu.comのシニアマーケットアナリスト、ニコス・ツァボウラス氏は指摘した。
金は先週の連邦公開市場委員会(FOMC)以降、6%超下落し、25日には昨年11月以来初めて4,000ドルを一時下回った。金地金は1月29日付の最高値5,594.82ドルから28%下落している。CMEフェドウォッチのデータによれば、市場は9月のFRBによる利上げ確率を66%と見込んでいる。
現行水準では、金は52週高値5,477.79ドルを26.3%下回り、52週安値3,267.56ドルを23.6%上回っている。次の相場の触媒は7月のFOMC会合で、当局者が金利見通しを更新する見通しだ。
ETF資金流出とドル高がセンチメントを圧迫
ETFからの資金流出とAIブームに伴う株式への資金シフトが金を圧迫しているとツァボウラス氏は指摘。これらの要因は循環的なものであり、金の構造的な強気材料を損なうものではないと述べた。FRBの引き締め観測に支えられたドル高も、金価格にさらなる圧力をかけている。
FRBが重視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)コア価格指数は5月に年率3.4%上昇し、2023年10月以来の高水準となり、FRBの最近のタカ派姿勢を裏付けた。
地政学的な動きとしては、レバノンとイスラエルが、イスラエル軍によるヒズボラ時代の接収領土の一部をレバノン軍に引き渡すという米国支援の計画を検討している。この動きは安全資産への需要動向を変える可能性がある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。