主なポイント:
- AIインフラ株がS&P500の第2四半期EPS成長の約60%に貢献へ
- マイクロンとエヌビディアの2社だけでその成長の40%超を占める見通し
- S&P500の利益トレンドは、既に高いアナリスト予想を上回るほど強い
主なポイント:

ゴールドマン・サックスのストラテジストは、S&P500企業は再び力強い決算シーズンを迎える態勢にあり、AIインフラ株が第2四半期の利益成長の約60%を牽引するとの見方を示した。
「利益トレンドは、アナリストの既に高い予想を上回るほど強い」と、ゴールドマン・サックスのストラテジスト、ベン・スナイダー氏は6月29日付のリポートで述べた。
AIインフラ株(エヌビディアとマイクロン・テクノロジーが牽引)は第2四半期のEPS成長の約60%に貢献し、この2社だけでその合計の40%以上を占めるとスナイダー氏は記した。S&P500の向こう4四半期の予想EPSは353.22ドルに上昇し、2026年第1四半期のEPS成長率は29.4%、第2四半期は24%でのスタートが見込まれると、トリニティ・アセット・マネジメントがまとめたデータは示している。
第2四半期の決算シーズンは米国株にとって重要な試金石となる。企業利益の成長が過去1年間のS&P500の上昇のほぼすべてを牽引してきたからだ、とゴールドマン・チームは指摘した。力強い決算発表は、市場全体の上昇を支えてきたAIの好調な成長ストーリーを強化する一方、失望する結果が出れば、大型テクノロジー株からの循環物色(ローテーション)が加速するリスクがある。
S&P500は先週2%下落し、ナスダック100は4.2%値を下げた。これは半期末のリバランスにより、上昇していたテクノロジー株から景気循環株やディフェンシブ銘柄への資金移動が生じたためだ。大型テクノロジー株はAI関連の懸念からさらに圧力を受けており、オープンAIが新規株式公開(IPO)を2027年まで延期する可能性を検討しているとの報道は、エヌビディア、マイクロソフト、アマゾンなどの戦略的投資家にとって潜在的な打撃となる。
ゴールドマン・サックスの見通しは、今後の決算発表がこの弱さを反転させる可能性を示唆している。スナイダー氏は「堅調なマクロ環境」と持続的なAI投資が、この予想されるアウトパフォーマンスの主な原動力だと指摘した。
このガイダンスは、ゴールドマンがAI関連の設備投資が今後も加速し、半導体およびインフラ株の下支えとなると予想していることを示している。投資家は、エヌビディアとマイクロンの第2四半期決算を注視し、同社の業績が広範な決算シーズンの方向性を左右するとみられる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。