主なポイント:
- Google Cloudの収益は63%増の200億ドルに(2026年第1四半期)
- バックログは1550億ドルから4620億ドルへと約3倍に拡大
- Alphabetの株価は利益の17倍で取引され、大手ハイテク株の中で最も低い
主なポイント:

Google Cloudの第1四半期の収益は63%増の200億ドルに急増し、法人顧客による複数年のAI契約によりバックログは4620億ドルに膨らんだ。
Google Cloudの収益は第1四半期に前年同期比63%増の200億ドルに加速し、営業利益率は32.9%に達した。これは、法人顧客が複数年にわたるAIインフラ契約を締結したことにより、バックログが4620億ドルに押し上げられたためである。
「当社のAIへの投資とフルスタック・アプローチが、ビジネス全体のパフォーマンスを牽引している」とAlphabetの最高経営責任者であるサンダー・ピチャイ氏は述べた。
バックログは2025年第3四半期の1550億ドルから約3倍に増加し、クラウドおよびAIサービスへのコミットされた支出の規模を反映している。Google Cloudの営業利益は前年同期比で2倍以上に増加し、同事業セグメントは現在、Alphabet全体の収益性に大きく貢献している。
時価総額4.7兆ドルのAlphabetは、将来予想利益の17倍で取引されており、これは米国の大手ハイテク企業5社の中で最も低い倍率である。クラウドの acceleration は、AIインフラ支出がこの10年間を通じて拡大し続けるという強気の見方を支持するものであり、Alphabetは2026年に1750億ドルから1850億ドルの設備投資を計画している。
第1四半期の業績は、成長加速のパターンをさらに延長するものである。Alphabetの収益成長率は、2025年第1四半期の12%、第2四半期の13.8%、第3四半期の16%、第4四半期の18%と四半期ごとに上昇してきた。同社は2025年に年収益が初めて4000億ドルを突破し、通年の純利益は1322億ドルに達した。
Google Cloudの競争上の位置付け
クラウド部門の63%という成長率は市場全体を大幅に上回る。アマゾン・ウェブ・サービスは同期間に28%の成長、マイクロソフトのAzureは30%台半ばの伸びで推移している。Google Cloudの4620億ドルというバックログは、今後数年にわたる収益の可視性を提供し、クラウドフランチャイズの持続可能性を評価する上で重要な指標となる。
この成長は、企業がGoogleのAIスタック(GeminiモデルやVertex AIプラットフォームを含む)を採用していることに牽引されている。Geminiアプリの月間アクティブユーザー数は7億5000万人に成長し、AlphabetのAIインフラは同社の開示情報によると、直接APIを通じて1分間に100億以上のトークンを処理している。
投資家にとっての意味
Alphabetのクラウド加速は、より広範なAIインフラ構築がテクノロジーセクターを再形成する中で起こっている。Nvidiaの直近四半期の収益は816億ドル、BroadcomのAI半導体収益は84億ドル(前年同期比106%増)に達した。Googleの自社設計テンソル・プロセッシング・ユニットは、ハイパースケーラーがNvidiaのグラフィックス・プロセッサに代わる選択肢を模索する中で、同社がAIバリューチェーンのより多くの部分を獲得する位置づけにある。
Alphabetは2025年通年で733億ドルのフリー・キャッシュフローを生み出し、700億ドルの自社株買い戻しプログラムを承認している。同株は過去1年間で127%のリターンを上げており、ブルームバーグがまとめたデータによると、アナリストのコンセンサス目標株価は376ドルである。予測市場では、Alphabetが次回の決算発表で利益予想を上回る確率を95.7%と見積もっている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。