IBM株は米国時間火曜日の時間外取引で約5%急騰。JPMorganが同社株を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に格上げし、ソフトウェア事業の過小評価とAI普及の追い風を指摘した。アナリストのブライアン・エセックス氏は目標株価を270ドルから291ドルに引き上げ、月曜日の終値から約15%の上昇余地があると示唆した。
IBM株は米国時間火曜日の時間外取引で約5%急騰。JPMorganが同社株を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に格上げし、ソフトウェア事業の過小評価とAI普及の追い風を指摘した。アナリストのブライアン・エセックス氏は目標株価を270ドルから291ドルに引き上げ、月曜日の終値から約15%の上昇余地があると示唆した。

IBM株は米国時間火曜日の時間外取引で約5%急騰した。JPMorganが同社株を「オーバーウエート」に格上げし、ソフトウェア事業の成長加速とAI普及を理由に挙げた。
「IBMのソフトウェア事業を詳細に分析した結果、2026年下半期のソフトウェア成長加速への確信が強まり、オーバーウエートに格上げする」と、アナリストのブライアン・エセックス氏は火曜日に顧客向けメモで述べた。
エセックス氏は目標株価を270ドルから291ドルに引き上げ、月曜日の終値から約15%の上昇余地があると示唆した。同アナリストは、ソフトウェアが現在IBMの売上高の約45%、連結利益の約3分の2を占めていると指摘。ソフトウェアへのシフトが高いマージンと優れたキャッシュコンバージョンを支えていると付け加えた。また、Red HatやOpenShiftへの移行、HashiCorp買収後の自動化加速による追い風も挙げている。
今回の格上げはウォール街のセンチメントとも一致している。LSEGのデータによると、IBMをカバーする25人のアナリストのうち15人が「買い」または「強い買い」の評価を付けている。IBM株は年初来で約15%下落しており、市場がソフトウェアへの変革をまだ十分に織り込んでいない可能性を示唆している。
モルガン・スタンレーも今週、IBMの目標株価を225ドルから267ドルに引き上げ、「イコールウエート」の評価を維持した。同社は、ウォール街の2026年と2027年の予想は「低すぎる」と指摘。堅調なエンタープライズサーバー需要とAI関連インフラ要件の増大を挙げている。
JPMorganは、IBMが拡大するAI需要の重要な恩恵を受ける存在になれば、株価倍率の拡大余地があると述べた。また、米国の新たな量子コンピューティング構想からも恩恵を受ける可能性がある。IBMのアービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)は、ドナルド・トランプ米大統領が国内の量子開発加速を指示する大統領令に署名した際、ホワイトハウスに同席していた。
今回の格上げは、ウォール街がIBMのソフトウェア主導によるマージン拡大と経常収益の質を認識し始めていることを示している。投資家はエセックス氏が予想する成長加速の証拠を求めて、2026年下半期の業績に注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。