主なポイント:
- INBRX-106との併用療法により、44.0%の確定奏効率を達成しました(ペムブロリズマブ単独療法は21.4%)。
- 併用群では3例の完全奏効が確認されましたが、単独療法群ではゼロでした。
- 過去1年間で株価が1,000%以上上昇していたため、「材料出尽くし」感から株価は1%下落し133ドルとなりました。
主なポイント:

Inhibrx Biosciences(Nasdaq: INBX)は、治験薬INBRX-106とペムブロリズマブの併用療法が、がんの第2相試験において44%の奏効率を達成したと発表しました。これはペムブロリズマブ単独療法の奏効率の2倍以上です。
Inhibrxの最高経営責任者であるマーク・ラッペ氏は声明で、「これらの初期臨床結果に非常に勇気づけられている」と述べました。
HexAgon試験の中間解析によると、併用療法を受けた患者25名のうち11名に確定した客観的奏効が認められたのに対し、対照群では患者28名のうち6名でした。また、併用群では3名の完全奏効(腫瘍の消失)が得られましたが、対照群ではゼロでした。
ポジティブなデータにもかかわらず、過去1年間で株価が1,000%以上急騰していたため、月曜日のInhibrx株は「材料出尽くし」による売りから1%下落し、133ドルとなりました。同社は2026年第3四半期に第3相試験を開始する予定です。
この研究では、治療歴のないPD-L1陽性の頭頸部扁平上皮がん患者を対象にINBRX-106を評価しました。確定奏効率が絶対値で22.6%向上したことは、この患者集団において現在の標準治療を上回る大きな利益をこの薬が提供することを示唆しています。薬力学データも臨床結果を裏付けており、併用療法を受けた患者ではT細胞の増殖が最大15倍増加したことが示されました。
Inhibrxは、発疹、下痢、倦怠感などの一般的な低グレードの副作用を含む、管理可能な安全性プロファイルを報告しました。治療に関連した死亡は発生していません。同社は、主要な副次評価項目である無増悪生存期間に関するデータが2026年第4四半期に出る予定であると述べています。
この結果により、INBRX-106はクラス最高のOX40アゴニストとなる可能性がありますが、投資家は株価の大幅な上昇過程ですでに成功を織り込んでいたようです。トレーダーは今後、2026年第4四半期の無増悪生存期間データや、今四半期に開始される非小細胞肺がん試験を次の主要な材料として注目することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。