主なポイント:
- JUPは複数月ぶりの安値$0.145から40%急騰し、$0.20のレジスタンスを試した。
- 上昇の背景には、米イラン停戦合意の報道により仮想通貨全体でリスク選好が高まったことがある。
- $0.20を明確にブレイクアウトすれば、5月の高値である$0.276への道が開かれる可能性がある。
主なポイント:

Solana最大の分散型取引所であるJupiterのネイティブトークンJUPは、CoinGeckoのデータによると、6月16日時点で複数月ぶりの安値となる$0.145から40%上昇し、$0.20のレジスタンスゾーンを試している。
この反発は、米国とイランがホルムズ海峡の再開やエネルギー供給混乱への懸念緩和につながる停戦枠組みに向けて前進したとの報道を受けて加速した。市場センチメントの改善により、年初来圧迫されてきた高ベータのアルトコイン全般で上昇がみられた。この急騰局面では、Jupiterの日次取引高が4,600万ドルを超え、現物需要の増加とデリバティブ取引所での弱気ポジションのロスカットが同時に進行した。
テクニカル指標は強気に転じている。日足の相対力指数(RSI)は、数週間にわたって中立圏を下回った後、58を上回る水準まで上昇。MACDは強気のクロスオーバーを形成し、プラスのモメンタム圏に移行した。4時間足では、JUPはスーパートレンド指標を奪回し、上昇が加速するにつれて強気領域に転じた。この回復により、トークンは$0.173付近の78.6%フィボナッチ・リトレースメント水準と$0.195前後の61.8%水準を通過し、$0.20エリアに到達した。
現在の$0.20〜$0.205のゾーンは、2026年にかけてサポートとレジスタンスの両方として繰り返し機能しており、チャート上で最も重要な水準の一つとなっている。$0.20を明確にブレイクアウトすれば、$0.226や$0.245付近の高値が視野に入る。また、日足では5月の高値である$0.276前後が次の主要な上値目標となる。一方、ブレイクアウトを維持できなければ、JUPは直近の上昇で強気派が奪回した$0.195や$0.173付近のサポート水準へ戻される可能性がある。
今回の上昇は、デジタル資産全体が数カ月にわたって弱含んでいた後の動きである。2026年前半、暗号資産市場は機関投資家によるETFへの資金流入が鈍化し、人工知能関連企業や大型テクノロジー株への資本シフトが進んだことで、投資家の参加が減少していた。長期にわたる下落により、サイクル初期に積み上がった投機的な過熱感の多くが解消され、今回の回復の土台が整えられた。
本記事は情報提供を目的としており、投資助言を構成するものではない。