主なポイント:
- Keel Infrastructureは転換社债発行により4億5800万ドルを調達
- 今年のビットコインマイニング分野で最大級のデッドファイナンス案件
- 調達資金はマイニングインフラ拡大と運転資金に充当
主なポイント:

Keel Infrastructureは4億5800万ドルの転換社債発行を完了した。これは今年のビットコインマイニングセクターにおいて最大級のデッドファイナンス案件となる。
「本発行の成功裏の完了は、当社の事業戦略およびビットコインマイニングの長期的価値に対する強い機関投資家の信頼を反映している」と、同社の広報担当者は述べた。
本社債には、特定の条件下で保有者が債務を株式に転換できる権利が付与されている。この仕組みは、既存株主の希薄化を即座に招くことなく資金調達を行う手段として、暗号資産マイナーに広く利用されている。KEEL株はこの発表を受けて上昇。ソーシャルメディア上のコメントによれば、個人投資家の間では、本案件がハッシュレート拡大の触媒になる可能性があるとの見方が出ている。
本件は、機器の更新や運転資金を確保しようとするビットコインマイナーによる社債発行の波に新たに加わるものである。同業のAmerican Bitcoin Corpは第1四半期に粗マイニングマージン50%超を報告し、1コインあたり約3万6200ドルでビットコインを生産していた。同期間にビットコインは約11万6000ドルで推移していた。同社の四半期報告書によれば、ABTCは3月31日時点で7021BTCをバランスシート上に保有していた。
ビットコインは水曜日に約6万4000ドルで取引され、2025年10月に付けた過去最高値から49%下落した。マクロ経済の逆風や人工知能関連株への資金シフトが暗号資産市場の重しとなっている。マイニングセクター全体では、半減期によるブロック報酬削減の影響でマージン圧力が続いており、事業拡大を目指す事業者にとって社債市場へのアクセスが重要性を増している。
今回の案件の成功は、ビットコイン価格の下落にもかかわらず、機関投資家向け社債市場が暗号資産マイニング企業に対してなお開かれていることを示している。Keelにとって、本資金調達は、低コスト電力と効率的なASICマシンを擁する事業者が優位に立つマイニング経済環境において、ハッシュレート容量を拡大するための余力を提供するものとなる。同社が4億5800万ドルの転換社債を確保できたことは、現在のサイクルにおいて同様の資金調達を検討する他のマイナーにとってもベンチマークとなる可能性がある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。