主なポイント:
- 美団は1Qの非IFRS調整後損失が49.7億元となり、コンセンサス予想の68.3億元を下回った。
- 売上高は前年同期比5.6%増の910.4億元で、市場予想の907.9億元に概ね一致した。
- 株価は6.5%上昇。配達事業と新規事業の損失縮小が効率改善を示唆。
主なポイント:

美団が発表した第1四半期(1Q)の非IFRS調整後損失は49.7億元となり、コンセンサス予想の68.3億元の損失を下回った。
同社の届出によると、3月までの3ヵ月間の売上高は910.4億元で、前年同期比5.6%増加し、コンセンサス予想の907.9億元に概ね一致した。当期純損失は68.3億元で、前年同期の純利益100.6億元から悪化した。営業損失は64.7億元と、アナリスト予想の90.1億元を下回った。
フードデリバリーや店舗サービスを含む中核の地域サービスセグメントの売上高は641億元で、前年同期からほぼ横ばいだった。同セグメントの営業損失は即時配送事業の損失大幅縮小により、前期比で大幅に減少し20億元となった。営業利益率は前年同期比で低下したものの、前期比では改善し、マイナス3.2%となった。
新規事業セグメントの売上高は21.3%増の270億元となり、営業損失は21億元に縮小した。営業利益率は前年同期のマイナス7.8%から改善し、美団セレクトやコミュニティECなどの分野でのコスト管理の改善を反映した。
美団の株価はこの日6.5%上昇し78.25香港ドルで終了。総売買代金は56.2億香港ドルに達した。引け際には78.25香港ドルで580万株、価値4億5385万香港ドルの弱気ブロックトレードが執行された。空売りは12.1億香港ドルで、総取引高の21.6%を占めた。
予想を下回る損失は、中国の不均衡な景気回復により地域サービス市場全体が圧力を受ける中でも、美団の即時配送事業におけるコスト削減策が効果を上げつつあることを示唆している。投資家は、中核事業における利益率の回復と新規事業セグメントの収益化に向けた継続的な進展のさらなる証拠を、第2四半期の決算に注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。