主なポイント:
- モルガン・スタンレーはYOFCのH株目標株価を47HKドルから230HKドルに引き上げ
- 2026年および2027年の純利益予想をそれぞれ343%、553%上方修正
- AIデータセンター需要により光ファイバー価格が7年ぶりの高値に
主なポイント:

モルガン・スタンレーはYOFCの目標株価を5倍以上の230HKドルに引き上げた。AI需要に牽引された光ファイバー価格が7年ぶりの高値にあることを理由としている。
「現在の株価は、今後12カ月間の四半期利益が25億元に相当し、2026年第1四半期の利益の4~5倍に相当する」とモルガン・スタンレーのアナリストはリポートに記し、一方で同社の格付けは「イコールウェイト」を維持した。
YOFCの株価は水曜日に13.32%上昇して263.8HKドルとなり、出来高は25.4億HKドルに達した。同株は既にモルガン・スタンレーの新たな目標株価を上回っており、高まった収益期待が概ね価格に織り込まれていることを示唆している。同証券は2026年の売上高予想を64%、2027年を84%それぞれ上方修正し、純利益予想については2026年を75億700万元(343%増)、2027年を127億3000万元(553%増)に引き上げた。
今回の格上げは、AIインフラ整備に牽引された光ファイバーセクターの構造的なリレーティング(再評価)を反映している。AIデータセンターの急速な拡大により光ファイバーへの需要は前例のない水準に達しており、従来のデータセンターと比較して使用量は数倍に上るとリポートは指摘している。しかしモルガン・スタンレーは、歴史的高水準にある粗利益率がグローバルな能力拡大を呼び込み、2027~2028年には価格下落につながる可能性があると警告した。海外の主要メーカーが積極的に生産能力を拡大する一方、中国メーカーはより慎重な姿勢を維持している。
モルガン・スタンレーはまた、長飛光ファイバ(洋光光纖)のA株(601869.SH)目標株価を43.93元から202.25元に引き上げ、格付けは「アンダーウェイト」を維持した。
大幅な目標株価修正は光ファイバーセクターの構造的なリレーティングを示唆するが、株価が既に新目標を上回っていることから、サプライズ的な上振れ余地は限定的と言える。投資家は2026年後半に向けて、グローバル同業他社による能力拡大の発表や価格動向を重要なカタリストとして注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。