主なポイント:
- ナイキ株は火曜日に4.8%下落し43.73ドルで終了
- 6月30日決算発表、EPSコンセンサスは14セント
- 株価は年初来28%下落、5年間では66%下落
主なポイント:

ナイキ株は火曜日に4.8%下落し43.73ドルで終了し、6月30日の決算発表を前に年初来の下落率を28%に拡大した。
この下落は、S&P500が0.13%上昇、ダウ平均が0.45%上昇するなど、市場全体が小幅高となる中で発生した。ナイキの下落により、同社の5年間の損失率は66%に拡大し、同期間における一般消費財セクターで最悪のパフォーマンスの一角となった。
このアパレルメーカーは6月30日に第4四半期決算を発表する予定である。アナリスト予想では、1株当たり利益(EPS)は前年同期比横ばいの14セント、売上高は108億7000万ドル(2%減)を見込む。通期では、EPSコンセンサスは1.51ドル(30%減)、売上高は463億6000万ドル(前年比ほぼ横ばい)と予想されている。
ナイキ株の予想株価収益率(PER)は24.4倍と、業界平均の17.6倍を上回るプレミアムで取引されている。同銘柄のザックス・ランクは「#5(強気売り)」で、過去1カ月間に業績予想の修正は行われていない。ウォール街の見方は依然として分かれており、17人のアナリストが「買い」、19人が「保有」、2人が「売り」と評価し、コンセンサス目標株価は60.78ドル(現在の水準から39%の上昇余地を示唆)となっている。
2024年9月に就任したCEOのエリオット・ヒル氏は、「今すぐ勝つ(Win Now)」というターンアラウンド戦略を推進している。第3四半期には、EPSがコンセンサス28セントに対し35セントと予想を上回ったものの、直販チャネルの売上高は4%減少、中国本土では7%減少した。卸売売上高は5%増の65億ドル、北米事業は3%成長した。
「今四半期、私たちは事業の健全性と品質を改善するために有意義な措置を講じた」とヒル氏は第3四半期決算発表で述べた。「進捗のペースはポートフォリオ全体で異なっており、私たちが最初に優先した分野が引き続き勢いを生み出している。」
営業上の課題があるにもかかわらず、ナイキのブランド認知度は依然として異例なほど高い。バロンズ・ストリートワイズ・ポッドキャストで引用された消費者調査データによると、95%の人が「ナイキは私にぴったりのブランドだ」という意見に同意し、競合他社では60%にとどまった。同社は24年連続で配当を増加しており、四半期ごとに1株当たり41セントを支払っている。
6月30日の決算発表は、ヒル氏のターンアラウンドが軌道に乗りつつあるのか、それとも消費者の嗜好の変化や関税圧力による構造的な逆風が引き続き業績を圧迫するのか、試金石となる。投資家は、中国本土での安定化の兆しや、卸売チャネルの回復がナイキ直販(Nike Direct)の継続的な弱さを相殺できるかどうかに注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。