リップルは6月23日、EU当局からMiCAの予備承認を取得し、全27加盟国での国境を越えた決済サービスを可能にした。
リップルは6月23日、EU当局からMiCAの予備承認を取得し、全27加盟国での国境を越えた決済サービスを可能にした。

リップルは2026年6月23日、欧州連合(EU)当局から暗号資産市場(MiCA)ライセンスの予備承認を取得した。これにより、同ブロックチェーン決済企業は全27加盟国でサービスを提供できるようになった。
「MiCAは、暗号資産業界が待ち望んでいた規制の明確性をもたらす」とリップルの広報担当者は述べた。「この予備承認により、当社は欧州全体で決済サービスを自信を持って拡大できる」
今回の承認は、MiCAの経過期間が終了する7月1日の期限の8日前に取得された。この枠組みの下では、単一のライセンスでEU全域でのパスポート権(越境営業権)が認められるため、リップルは各国で個別の承認を求めることなく、どのEU加盟国の顧客にもサービスを提供できる。同社はどの加盟国が主たる規制当局となったかは明らかにしていない。
この動きにより、リップルは一部の競合他社よりも強い競争力を得ることになる。世界最大の暗号資産取引所であるバイナンスは、ギリシャのヘレニック資本市場委員会がMiCA申請を却下するとの報道を受け、EU市場へのアクセスを失う可能性に直面している。バイナンスは、自社の申請は準拠しており、規制当局との協議を継続していると述べている。コインベースとクラーケンは既にMiCAライセンスを取得しており、期限までに承認を得られないプラットフォームからユーザーを獲得できる立場にある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。