主なポイント:
- シェリット・インターナショナルは、モア・ニッケル・コバルト鉱山の50%の権益を含む、キューバとの合弁事業への直接参加を停止します。
- この動きは、2026年5月1日の米国大統領令によるキューバへの制裁拡大を受けた直接的な結果であり、同社にとって重大な運営上および財務上のリスクをもたらしています。
- この発表とCFOおよび監査人の辞職を受け、トロント証券取引所におけるシェリットの株価は20%以上急落し、12セントとなりました。
主なポイント:

(ブルームバーグ) -- シェリット・インターナショナル・コープは、米国によるキューバへの制裁拡大を定めた大統領令により事業継続が困難になったことを受け、50対50のニッケル・コバルト合弁事業を含むキューバでの事業から撤退します。このニュースを受けて同社の株価は20%以上急落しました。
同社は5月15日の声明で、「慎重に検討した結果、シェリットは事業継続能力を維持する唯一の方法は、解散権を行使することであると判断した」と述べました。
トロントに拠点を置く同社は、キューバのゼネラル・ニッケル・カンパニー(General Nickel Company S.A.)とのパートナーシップであるモア合弁事業(Moa JV)の権益、ならびにエネルガス(Energas)発電事業の3分の1の権益、石油・ガス探査契約を放棄します。解散により、シェリットはサスカチュワン州のカナダ・リファイナリー・コーポレーションの単独オーナーとなり、GNCがキューバのモア合弁事業資産の全所有権を取得する見通しです。シェリットは、すでに支払われるべき約2.77億ドルに加え、GNCからの清算金の支払いを想定しています。
この突然の撤退は、シェリットの最高財務責任者(CFO)ヤスミン・ガブリエル氏と監査人デロイト(Deloitte LLP)の辞任を受けたもので、これにより第1四半期の財務諸表の提出が遅れています。同社は、オンタリオ証券委員会が書類提出不備による取引停止命令を出すと予想しており、これによりカナダでの同社証券の取引が停止されることになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。