米株先物は下半期入りを前に下落。トレーダー間で年内の追加利上げ予想が強まっている。
米株先物は下半期入りを前に下落。トレーダー間で年内の追加利上げ予想が強まっている。

米株先物は下半期入りを前に下落。トレーダー間で年内の追加利上げ予想が強まっている。
S&P500先物は欧州時間早朝の取引で0.4%低下。ケビン・ウォーシュFRB議長がシントラでのECBフォーラムで講演する予定の中、トレーダーはさらなる利上げへの賭けを強めている。ナスダック100先物は0.55%安、ダウ工業株30種平均先物は0.4%安となった。
「市場はまだその水準をサポートとして確立するのに十分な買い興味を引き付けていない」と、サクソバンクのアナリストは金が1オンス4000ドル台を維持できなかったことに言及して述べた。金は第2四半期に14%下落し、2013年以来の四半期として最悪のパフォーマンスを記録した。
2年物米国債利回りは1週間ぶりの高水準となる4.181%を記録し、10年物利回りは4.3ベーシスポイント上昇して4.464%となった。ドルは強含み、円は対ドルで40年ぶりの安値に押し込まれ、日本当局による介入観測が強まっている。金先物は1.6%安の1オンス3974ドル、ビットコインは21カ月ぶりの安値となる5万7775ドルまで下落した。
木曜日に発表される非農業部門雇用者数報告書(エコノミスト予想は11万~11万5000人の増加)が、金利予想にとって次の大きな試練となる。予想を上回る強い数字が出れば追加引き締めへの賭けがさらに強まり、下振れれば株式と債券に relief rally(安堵感に伴う反発)が起きる可能性がある。
先物の売りは、火曜日のまちまちの取引でS&P500の6月の損失が縮小した後に発生した。S&P500は0.8%高の7499.36で終了。ナスダック総合指数は1.5%上昇し2万6213.72、ダウは136ポイント上昇して5万2319.20となった。エヌビディアは2.6%上昇しS&P500への最大のプラス寄与となったが、AIセクターは総じて、ハイテク銘柄からの資金流出が1カ月続いた後もなお圧力を受けたままである。指数内の大多数の銘柄が下落し、上昇の裾野の狭さを浮き彫りにした。
欧州株式は低調なスタートとなり、ストックス600は0.5%下落。銀行と公益事業株が下落を主導する一方、防衛関連株は上昇した。ドイツDAXは0.1%安、フランスCAC40は0.4%安、ロンドンFTSE100は0.4%安。アジア市場はまちまちで、韓国総合株価指数(KOSPI)は2%下落、日経平均株価は0.6%上昇、中国上海総合指数は0.45%上昇した。
ドルの上昇は資産クラス全体に広がり、DXYドル指数は0.16%上昇して101.35となった。円の40年ぶりの安値への下落は他の通貨も引きずり下ろし、ユーロと英ポンドも弱含んだ。原油価格はほぼ横ばい。ブレント原油は0.2%上昇の1バレル73.10ドル、WTI先物は0.1%上昇の69.58ドル。米国特使がイランとの戦争終結に向けた初期合意の履行に関する協議のためカタールに到着した。
木曜日の雇用統計は今週後半の焦点となる。ユーロ圏の速報値CPIも水曜日に発表予定で、トレーダーが消化すべきマクロデータの層がさらに追加される。総合インフレ率は6月に3.2%から3%に減速したと見込まれている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。