主なポイント:
- スーパー・マイクロ・コンピューターの投資家は、2026年5月26日までに証券集団訴訟の筆頭原告として申請する必要があります。
- この訴訟は、同社が米国輸出法に違反し、中国に25億ドル相当のサーバーを販売する違法な計画に関与したと主張しています。
- 米司法省が3人の起訴を発表した後、同社の株価は2026年3月20日に33.3%下落しました。
主なポイント:

ローゼン法律事務所やカーン・スウィック&フォティを含む複数の法律事務所は、スーパー・マイクロ・コンピューター(Super Micro Computer, Inc.、NASDAQ: SMCI)の投資家に対し、証券集団訴訟の筆頭原告への選任を求める期限である2026年5月26日が間近に迫っていることを呼びかけています。
この訴訟では、2024年2月から2026年3月にかけて、スーパー・マイクロが中国へのサーバー違法販売計画を開示しなかったと主張しています。カーン・スウィック&フォティは声明で、「訴状によると、スーパー・マイクロとその一部の役員は、集団訴訟の対象期間中に重要な情報を開示せず、連邦証券法に違反した疑いがある」と述べています。
この集団訴訟の訴状は、2026年3月19日に米司法省が、同社の共同創設者であるイ・シャン・“ウォーリー”・リャオ(Yih-Shyan “Wally” Liaw)氏を含む3人を米国輸出法違反で起訴したことを受けたものです。この計画により、2024年から2025年の間に約25億ドル相当のサーバーが中国の顧客に販売されたとされています。このニュースを受けて、スーパー・マイクロの株価は2026年3月20日に10.26ドル(33.3%)下落し、1株あたり20.53ドルで取引を終えました。
この法的続きは、AIサーバー企業である同社に暗い影を落としています。同社の株価は、52週安値の19.48ドルから高値の62.36ドルの間で激しく乱高下してきました。同社は最近のAI関連需要の急増の恩恵を受けているものの、未解決のガバナンス問題や輸出管理事項に関する取締役会の独立した調査が引き続き株価の重石となっており、JPモルガンは格付けを「中立(Neutral)」に据え置いています。
Bhuva v. Super Micro Computer, Inc., et al. を含むこれらの訴訟は、同社が収益源や米国法への準拠について投資家を誤認させたという主張を統合したものです。主な疑惑は、役員が米国の人工知能技術を搭載した高性能サーバーを中国の顧客に転送し、輸出管理を回避して売上高を水増しする計画に関与したというものです。
チャールズ・リャンCEOは、スーパー・マイクロ自体は調査の対象ではないと述べていますが、共同創設者らの起訴は投資家の信頼を損なっています。司法省の発表後の急激な株価下落により、多額の株主価値が消失し、集団訴訟の提起につながりました。2024年4月30日から2026年3月19日(一部の申し立てによる)までの集団訴訟期間中に株式を購入した投資家が参加資格を有します。
AIブームによる強力な収益成長を報告しているものの、法的な懸念はスーパー・マイクロにとって大きなリスクとなっています。この状況は、同社の成長ストーリーと、未解決のガバナンスおよび法的課題との間の緊張関係を浮き彫りにしています。
5月26日の期限は、訴訟で主導的な役割を果たそうとする投資家にとって極めて重要な日です。この裁判の結果は同社に多額の制裁金をもたらす可能性があり、2026年を通じて投資家が注目すべき重要な要因となるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。