主な要点:
- テラダイン株は6月26日に7.4%下落し436.86ドル、前日のAI主導の上昇分のほとんどを失う
- 同社株のトレーリングPERは80.9倍と、5年中央値の30.3倍を大きく上回る
- 7月28日の第2四半期決算で、AIメモリーテストのストーリーがプレミアム評価を支えられるかが試される
主な要点:

テラダイン株は6月26日に7.4%下落し436.86ドルとなり、バリュエーション懸念の再燃により前日のAI主導の上昇分のほとんどを失った。
テラダインの株価は6月26日に7.4%下落し436.86ドルとなり、前日の上昇分の大半を吐き出した。投資家が半導体テスト装置メーカーである同社のAI成長見通しに対し、バリュエーションの高さを懸念したためだ。
「テラダインの現在の株価は、当社のGF Value推計値である168.04ドルを160%上回っており、株価が大幅に過大評価されていることを示唆している」とGuruFocusのアナリストは指摘した。同社のトレーリングPERは80.9倍で、5年中央値の30.3倍と比較される。
この下落は、6月25日にテラダインが10.5%急騰した後の動きである。この急騰は、顧客であるマイクロン・テクノロジーの好決算に連動したものだ。マイクロンは第3四半期の売上高が415億ドルと、コンセンサス予想の365億ドルを大きく上回ったと報告した。メモリーメーカーであるマイクロンの高帯域メモリー(HBM)需要の強さは、テラダインのテスティング機器受注にとってポジティブなシグナルと受け止められた。しかし、GuruFocusのGFスコアフレームワークにおいて同社株のバリュエーション評価が10点満点中1点であることは、株価とファンダメンタルズの乖離を浮き彫りにしている。
テラダインは今後、7月28日に第2四半期決算を発表し、正念場を迎える。同社は売上高ガイダンスとして11.5億〜12.5億ドルを見込んでおり、第1四半期の12.8億ドルから減少する見通しだ。株価が市場平均目標株価である約390ドルを上回って推移する中、決算内容がAIテストのストーリーがプレミアム評価を支えられるかどうかの判断材料となる。
インサイダー売りが警戒感を強める
GuruFocusのデータによると、同社のインサイダーは過去3カ月間に670万ドル相当の自社株を売却し、買い付けは記録されていない。この売りパターンは、経営に最も近い立場の者が現在の株価水準では upside が限定的と見ていることを示唆している。
バリュエーションの差は、半導体装置の同業他社グループの中でも顕著だ。テラダインの向こう12カ月のEBITDAに対する企業価値倍率(EV/EBITDA)は約50倍と、競合のアドバンテストの約36倍、アプライド・マテリアルズの39倍を大きく上回る。強気派は、高帯域メモリー(HBM)テストにおけるテラダインの突出したエクスポージャーがプレミアムを正当化すると主張する。DRAMスタックが増えるごとにテスト負荷が急激に高まるためだ。グレゴリー・スミスCEOはバンク・オブ・アメリカのグローバル・テクノロジー・カンファレンスで、「HBM向けDRAMでは、積層化と下流の品質要件により、テスト負荷がはるかに高い」と述べた。
バンク・オブ・アメリカは今週、テラダインの目標株価を365ドルから525ドルに引き上げ、買い推奨を維持した。アナリスト全体のコンセンサスは依然として分かれており、TIKRのデータによると、買い推奨11、中立5、売り1となっている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。