主なポイント:
- Uber株は52週安値の68.00ドルを記録、過去1年で19.9%下落
- WaymoとTeslaの自動運転技術の進展がUberのバリュエーションに圧力
- Uberの株価収益率は17倍、アナリストは最大83%上昇の150ドルを見込む
主なポイント:

自動運転の競合他社がUberのライドシェア支配権に迫っており、投資家はその脅威を価格に織り込みつつある。
Uber Technologies Inc.の株価は木曜日に52週安値となる68.00ドルに急落し、過去1年で19.9%の下落幅を拡大した。Alphabet Inc.傘下のWaymoやTesla Inc.が自動運転ライドシェア市場でシェアを奪うとの懸念が重しとなった。時価総額1,397億ドルの同社は現在、52週高値の101.99ドルから33%低い水準で取引されている。
「Uberは依然としてライドシェア競争で首位に立っている、今のところは」とLikeFolioのアナリスト、Megan Brantley氏は述べる。「しかし市場は、自動運転車両群が人間のドライバーを必要としない世界を見据えており、その未来は目前に迫っている」
Uberの収益は過去1年で18%増加し、株価収益率(PER)は17.08倍と、ハイテクセクター全体に比べて割安な水準にある。Guggenheimのアナリストは買い推奨を再表明し、目標株価を125ドルに設定。2026年のワールドカップによる恩恵が第2・四半期および第3四半期のモビリティグロスブッキングを100ベーシスポイント押し上げると見積もっている。Bank of Americaのアナリストは、Uberは現在の人工知能サイクルにおいて好パフォーマンスを発揮する体制が整っていると述べている。
競争上の脅威は複数の方面で現実のものとなりつつある。Alphabet傘下のWaymoは、米国の複数の都市で商用ロボタクシー事業を拡大し、最近では新たな市場でのテストを開始した。Teslaは独自のロボタクシーネットワークの公開を約束しているが、時期については未確定のままである。Uberはこれに対応し、ロンドンでロボタクシーサービスのウェイティングリストを開設。年内に予定される正式ローンチに先立ち、顧客が興味を示せるようにした。また同社は、People and Places部門の再編の一環として、全世界の従業員の1%未満を削減している。
投資家にとっての疑問は、ライドシェアにおけるUberの先発優位性が自動運転車両群への移行を乗り越えられるかどうかである。18%の収益成長と1,397億ドルの時価総額は、依然として支配的なビジネスを示しているが、52週高値から33%のディスカウントは、市場がすでに自動運転の脅威に相当な価値を割り当てていることを示唆している。Waymoが商業展開を拡大し、Teslaがロボタクシーネットワークを約束するなか、次の12ヶ月はUberのバリュエーション・ストーリーにとって極めて重要な時期となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。