主なポイント:
- 第1四半期の売上高は前年同期比5.5%増の12.4億ドルとなり、予想を上回りました。
- 通期の売上高予想を50.85億ドルから51.05億ドルの範囲に引き上げました。
- AI Companion アシスタントの有料ユーザー数は前年比184%増加しました。
主なポイント:

Zoomビデオ・コミュニケーションズは、通期の売上高予想を50億ドル以上に引き上げました。これは、新しいAI搭載機能が成長を成功裏に牽引し、企業支出を引き寄せていることを示しています。
Zoomの創業者兼CEOであるエリック・S・ユアン氏は、「現代の働き方において、AIファーストの行動システム(system of action)としてZoomを採用する顧客が増えており、AI Companionの有料ユーザー数は前年比184%増加しました」と述べています。
4月30日に終了した第1四半期において、Zoomは前年比5.5%増となる12.4億ドルの売上高を報告しました。同社は、2027年度通期の売上高予想を50.85億ドルから51.05億ドルの範囲に引き上げました。
この発表を受け、時間外取引で株価は上昇しました。上方修正されたガイダンスは、AIへの投資が、コアサービスであるビデオ会議を超えて、パンデミック後の市場で成長を再加速させることができるという経営陣の自信を示唆しています。
サンノゼに拠点を置く同社は、会議の要約やメッセージのドラフト作成を行うアシスタント機能「AI Companion」などの機能を、より多くの顧客を有料プランへ誘い込むための目玉としています。このAIツールの有料ユーザー数は前年比184%増となっており、新たな収益化戦略の初期の成功を裏付ける重要な指標となっています。もう一つの新機能「My Notes」は、提供開始からわずか4ヶ月でライセンスユーザー数が150万人に達しました。
第2四半期について、Zoomは売上高を12.50億ドルから12.55億ドルの間と予測しています。また、同社は取締役会が自社株買いプログラムのために追加で10億ドルを承認したことも発表しました。
今回の業績は、プラットフォームをビジネス向けのより広範な「行動システム」へと拡大するZoomの戦略が軌道に乗っていることを示しています。AI、電話サービス、カスタマーエクスペリエンスツールをパッケージ化することで、同社はマイクロソフトやシスコシステムズといった大手企業と、企業の予算獲得を巡って競合しています。
予想の引き上げは、これらの統合されたAI機能に対する需要が引き続き強化されるという経営陣の期待を反映しています。投資家は、無料ユーザーを有料プランへ移行させる能力や、2027年度の残り期間を通じて新製品ラインで高い成長を維持できるかどうかに注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。