重要なポイント
- サイエンスコが発表した第1四半期の調整後Ebitdaは2億5,100万ユーロとなり、同社がまとめたコンセンサス予想の2億3,900万ユーロを上回りました。
- 株価は一時12%急騰し、過去13ヶ月以上で最大の上げ幅を記録した後、欧州市場の終値で6.7%高となりました。
- 同社は通期の業績見通しを据え置き、堅調な四半期実績と受注状況の改善が投資家の安心感を誘いました。
重要なポイント

ベルギーの化学メーカー、サイエンスコ(Syensqo SA)の株価は、第1四半期決算がアナリスト予想を上回ったことを受けて7%以上急騰し、同セクターの回復の可能性を示唆しました。
シティグループは顧客向けのメモの中で、「予想を上回る決算と受注状況の改善が投資家に安心感を与えている」と述べ、市場の好意的な反応を強調しました。
2023年にソルベイ(Solvay)から分社化した同社は、調整後Ebitda(利払い・税引き・減価償却前利益)を2億5,100万ユーロ(約2億9,410万ドル)と発表しました。これは前年同期の3億100万ユーロからは減少したものの、同社がまとめたコンセンサス予想の2億3,900万ユーロを上回りました。前期比では、スペシャルティ・ポリマー、ノベケア、複合材料事業が牽引し、調整後Ebitdaは6%増加しました。
この好調な業績は、需要の鈍化に直面している欧州の化学セクターにとって、切望されていた後押しとなります。ブルームバーグのレポートによると、同銘柄の出来高は1日平均の24倍に達し、投資家の関心の高さが浮き彫りになりました。サイエンスコの決算は、一部の化学製品の主要なエンドマーケットである高級品セクターが軟調さを見せる中で発表されました。LVMHがブランドを売却し、サルヴァトーレ・フェラガモが期待外れの売上高を報告したばかりでした。
サイエンスコの予想を上回る利益と通期見通しの据え置きは、運営の改善と主要セグメントの需要が実を結び始めていることを示唆しています。投資家は今後、改善している受注状況が持続的な勢いにつながるかどうかを確認するため、第2四半期の決算に注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。